私のプロフィール

「組織は生きもの」。だからもっともっと良くできる!

社会保険労務士の資格を取って開業する前の私は、SE(システムエンジニア)でした。企業内のシステムを構築するエンジニアです。
プログラマーを3年、それからSEを約5年、
20代はずっとシステム畑で働いてきました。

ソフト開発の仕事をしたことのない方は、「SEはコンピュータのことだけ考えて仕事をしている人」と想像しているかもしれません。
しかしそんなことはありません。ソフト開発の仕事は、先方の会社に伺って業務(不動産仲介、出版事業などなど)を詳しく聞き、業務にムダがないよう、効率的な仕事の流れをシステムにすることです。

「営業さんの受注管理は庶務さん一括にした方が集計の効率が良くないだろか?」 「お客様から在庫確認の電話を受けたら、同時に在庫データが立ち上がるようにしよう」

そのように、先方のシステム担当者が「こんなことが出来たら仕事がもっと整理できるのに」と悩んでいることを、私はSEとして解決してきました。

『それが社会保険労務士の資格となんの関係があるの!?』と思われるかもしれません。それが関係は大きくあるのです。
でもその前にもう少しだけ私の話をさせてください。

私は顧客(企業)が抱える悩みを解決する仕事に誇りを持っていました。
それは会社というものは、業種や規模が同じでも、社内の事情は一社々々がそれぞれかなり異なっているからです。
たとえば社員50名の不動産会社A社に導入したシステムを、同じような規模の不動産B社にそのままあてはめることができるかというと、そうはいきません。経営者の方針や会社のカラーや、また社員さんの希望などにより、
求められるシステムもそれぞれ変わってくるのです。

『組織というのは面白いな、生き物みたいだな』、私は常々そんなことを考えていました。そしてだんだんと、会社の組織を改善することへの興味が、
ソフトウエア技術への興味より強くなっていきました。

ある食品会社さんのシステムリニューアルの打ち合わせの時です。
先方の社長さんと私と、なぜか顧問の社会保険労務士さんと3人で話し合う機会がありました。
その時私は給与計算システムを強化する打ち合わせで伺ったのです。
するとその社労士さんは給与の話しと絡めて「社長さん、休日出勤については時間外割増手当をきちんとつけないといけませんよ」というような、
苦言ぎみのアドバイスをするではないですか。

『えっ!?』、私にはその社労士さんの提案が意外でした。
私はそれまで社会保険労務士というのは、社会保険や厚生年金など
社会保険の手続きをする人だと思い込んでいたのです。

『社労士は、社員さんの労働環境の問題にまで突っ込んでいく仕事なんだ!?』。その発見が新鮮だったのです。
『社労士の仕事も面白そうだな。会社の仕事を改善するという点ではSEと同じだし、むしろSEよりももっと「人寄り」の仕事ができそうだ』、
だんだんそんなことを考えるようになります。

それから1~2年、30歳過ぎて悶々と揺れていました。将来のことを考えると常識的にはIT業界でのステップアップを選ぶべきだったのでしょう。
でもまだこの先30年以上も働くことを考えると『やりたいと思うことをやりた!』。その思いが募ります。
私は社会保険労務士の資格を取ろうと方向転換を図ることにしたのです。